- 2010-12-01 (水) 12:45
- ブログ
葬儀の礼状として、次のような礼状をいただきました。
異例と言えますが、感動したので、掲載させていただきます。
この度は 亡主人 義昭 の葬場祭にご参列頂き誠にありがとうございました。
四十六年前、私の父が結婚の許しを出し、仲人の方が◎駅で出勤途中の主人に「◎さんのOK出たよ」と伝えてくれたのが十一月二十三日でした。そして永遠の別れも同じ日。
三年ごとの転勤先での出産。「三人の娘達は記念樹のようだね」と本当に家族を大切にしてくれるひとでした。
仕事に向かう主人に毎日窓から小さな娘たちが声を揃えて「いってらっしゃい!早く帰ってきてねー。ムー(ガム)買ってきてね!」と叫ぶと、姿が見えなくなるまで何度もふり返り手を振ってくれました。
主人は「節目を大事にしろ」「明日何があるかわからない」といつも口癖のように言っておりましたが、こういうことだったのかと思います。せめて金婚式まで一緒に生きたかったのですが…
これからも今まで同様のお付き合いを頂きたくお願い致します。
本日はお忙しい中、ご会葬頂き本当に有難うございました。
略儀ながら書状をもってお礼申し上げます。 敬具
- 次の記事: 事務所を移転しました
- 前の記事: スマートフォン