- 2017-06-26 (月) 19:30
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最近、生前贈与についてのご相談が増えてきました。年配になられたご両親が、生前にご長男さんに自宅を贈与したいというご相談です。贈与税の基礎控除は110万円ですので、超えた部分については贈与税が発生すること。贈与登記もそんなには安くないこと。贈与税の申告も必要であること。それよりもなによりも、ご自身の所有する家がなくなってしまう事をお話しさせていただています。もし相続税の申告が必要となる場合には、小規模卓木の課税の特例も受けれなくなることもお伝えしております。結論として、遺言書を作成してご長男に相続してもらう方法を選択なさる方が多いようです。
ご夫婦で子供がいない方の場合には、遺言書ではなくてやはり贈与をお勧めしております。ご主人のご兄弟に相続権が発生することを想定すると、確実に渡せるからです。
権利書(今は登記識別情報通知といいます)をお渡しするときに、「これはご主人からのラブレターですね」と言ってお渡ししています。
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